先日、合気柔術の稽古へ行った。
毎回、前回の復習と新しく違う事をやるので結構面白い。
歩法や膝行、受け身、当て身の突きや正面打ちや側面打ち、
あとは体捌きで棒を避ける練習などをし
その後、大東流合気柔術の一カ条居捕の技を2つ稽古した。
とても懐かしい(^-^)
相対のやり方などは、以前とちょっと違うが
前に習っていた時と同じ技なので技をやればやるほど
スムーズに身体が動くようになっていく。
私の体術の原点は大東流合気柔術なので
身体動作がとてもしっくりくる。
その時の事を思い出しながら
ちょっと書いてみようと思う(^-^)
思えば一番、体術の探究に燃えていた頃
学んでいたのが大東流合気柔術で
週に3日~4日稽古へ行っていた。
最初に習う時に先生に
「大東流合気柔術で一人で多人数相手に戦って
倒せるようになりたいので厳しい稽古をして下さい!」
と血の気の多い事を言っていて
(まあ稽古が始まって10分ぐらいで
余計な事言わなきゃ良かったと後悔したけど(^-^;)
毎回、稽古の度に30~40分投げられまくりで
(受け身が苦手で頭のてっぺんや首や肩から
畳に叩きつけられていたが
それもで平気な顔して立ちあがってたけど
本当に元気な身体だった(^-^)
関節技も折れる寸前まで極められまくりで
(関節技を極められと畳みを叩いて合図するが
「まだまだ~」と言いながらさらに関節を極められ
関節技を解かれた後も1分位関節が動かないぐらい)
正面打ちも(空手の手刀打ちみたいなもの)
「思いっきり打て!」
と言われていたので
打たれる相手も打つ自分も
手首や腕が打撲で青あざだらけで稽古が終わる頃には、
ボコボコになっていた。
(自分から厳しくしてくれと言ったので
「やっぱり優しくお願いします!」とも言えず(^-^;)
技の稽古の際に
相手の手首などを抑える時も
「相手が全く抵抗出来ない位、
全身の筋肉を使って思いっきり抑えろ!」
という感じだったので
毎回、稽古の次の朝は首から下が全て筋肉痛で
起きるのに30分位かかり、
筋肉をほぐしながら少しずつ
筋肉を動かしながら起きるようにしていた。
養神館 合気道の塩田剛三先生の書籍に
警察の機動隊に合気道を1年で集中して指導する時、
みんな稽古の後は疲れ果てて、まともに歩いて帰れないほど
鍛えると書かれていた。
その事は、とてもよく分かる。
目一杯、大東流の稽古するとそうなる。
腕は打撲でボコボコ、全身筋肉痛
毎回そんな感じまで鍛え上げていた。
それがあってか
先生から早い段階で有段者の人達の
稽古に参加するように言われ
痛い思いをしながらも理合の理解や技の掛け方のコツを
どんどん身に付けて行く事が出来
さらに頑張っていた。
同時期には、忍法体術やフルコンタクト空手の道場へ通い
身体動作の違いや戦い方の違いを比較しながら探究していた。
あの頃が懐かしい(^-^)
ただひたすらに、
「一人で多人数相手に戦って倒しきる!」
それだけを追い求めて鍛えまくっていたあの頃を。
ここ数年、甘い環境で稽古していたので
そういう感覚が鈍っていた気がしていた。
だけど今、 その頃の意識や感覚、
身体操作能力に戻りつつある。
おそらく近々参加する剣道の試合で
完全に元の自分に戻るだろう。
鍛え上げてきた武の能力全開で戦える武術家に(^-^)
あ~楽しみだな~試合(^-^)