鎖鎌術の稽古方法について(構えや防御など)

①持ち手

まず、持ち手ですが

鎌や鎖を持つ手は、

どちらでも御自身が持ちやすい方で良いと思います。

右利き左利きは関係なく鎖鎌は鎖の扱いが一番多いので

分銅が付いた鎖を振り回しやすい手を最初に決めた方が良いですね。

鎖鎌は鎖鎌というだけありまして

鎖術が主で鎌術が副になると思います。

(実際には鎖の長さや鎌の形状で変わるとは思います)

②構え

次に構えですが

構えは、鎌の刃先を敵に向けて身体の中心を守りながら

鎖の方の手は、自由に動かせるようにしておくと良いと思います。

③攻撃

攻撃に関しては、人を傷つけるので大雑把にだけ書きます。

基本は、

第一段階で鎖+分銅を振り回して攻撃して

第二段階で鎌で攻撃ですね。

④防御

防御に関しましては、

鎖鎌も刀と同じで刃の部分だけでなく
武具のあらゆる部分を防御に使えると思います。

・鎌の刃の上部(刀でいうところの棟の部分)

・鎌の柄の部分(刀でいうところの柄の部分)

・鎖の部分

・分銅の部分

ちなみに刀も刃部分だけでなく、
柄の部分や鞘の部分を使った攻撃技や防御技が
様々な流派でありますね。

防御技の基本は、

・受け止める

・受け流す

・躱す

・牽制する

の4つになると思います。

鎖鎌の一番良い防御技は、
鎖分銅を振り回して
敵に間合いに入られないように牽制する事ですね。

一番最初に覚えるべき防御技ですね。

鎖分銅を振り回す方向として

・上下への動き

・左右への動き

・斜め方向への動き

が出来ると良いと思います。

他には、

斬りかかってくる敵の攻撃を
鎌の刃の上部で受け止めたり

斬りかかってくる敵の攻撃を
鎌の刃の側面部分や柄の部分で受け流したり

近づこうとしている敵に
鎖を振り回して牽制したり、

近づいてきた敵に
鎖の部分や分銅部分を投げる事で牽制したり

敵の攻撃を体術で躱したりすることですね。

一番良いのは、鎖分銅を長くして振り回しながら

徐々に敵から離れて行って、
かなり距離が出来ましたら
走って逃げることだと思いますけどね。

⑥まとめ

現代に武術を学ぶ人たちの多くは

攻撃のためではなく、

護身のために学ばれている方が

殆どだと思います。

それに現代で鎖鎌を持ち歩く訳にはいかないので

もし、自分自身が戦国時代や江戸時代に襲われた時、

手元に鎖鎌しかないと想定してイメージを膨らませながら

稽古すると楽しいと思いますよ。

鎖鎌(くさりがま)

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