棒術の比較 棒の長さの違い(特徴)

日本の古武道で棒で戦う武術には、
下記の5種類あると思われます。

●棒術・・・約180cmの六尺棒で戦う

●杖術・・・約120cmの杖術の棒(杖)で戦う 

●半棒術・・・約90cmの六尺棒の半分の半棒で戦う

●警棒術・・・約60cmの棒で戦う

●短棒術・・・約30cmの棒で戦う

約30cm単位の長さで分かれている感じです。

それぞれの特徴ですが

●棒術
・長さは約180cmの円柱の六尺棒
・両手で持って戦う
・主に突きや遠心力を使った打ちを使う

●杖術
・長さは約120cmの杖術の棒(杖)
・両手で持って戦う
・主に突きや遠心力を使った打ちを使う

●半棒術
・長さは約90cmの六尺棒の半分の棒
・基本的に片手で持って戦う
・主に突きや遠心力を使った打ちを使う
・棒が短く片手で扱うので
 六尺棒や杖術より早い動きをしやすい

●警棒術

・長さは約60cmの棒
・基本的に片手で持って戦う
・主に突きや遠心力を使った打ちも使うが
 半棒よりも破壊力が弱いため体術が必要になる。
(突きや蹴りなど)
・棒が短い分、早い動きをしやすい

●短棒術

・長さは約30cmの棒
・基本的に片手で持って戦う
・主に突きで
 遠心力を使った打ちでは破壊力が弱いため
 体術が必要になる。
(突きや蹴りなど)
・棒が短い分、早い動きをしやすい

大体、このようなイメージですね。

棒術の攻撃は基本的に、

・突き技
・打ち技

が主体で

棒術の防御は基本的に、

・受け止める
・受け流す

が主体ですね。

私は、ゴルフをやっているのですが

ゴルフだと

・フェアウェイウッド1本
(長めのウッド系ゴルフクラブ)

・6番アイアン
(ドライバーからウェッジまでの
 中間の長さのゴルフクラブ)

・サンドウェッジ
(短いゴルフクラブ)

の3本を練習しておくと
他の長さのゴルフクラブに応用が利きます。

棒術も

・六尺の棒術
(一番長い 約180cmの両手主体の棒術)

・半棒術
(中間の長さの約90cmの片手主体の棒術)

・短棒術
(一番短い 約30cmの片手主体の棒術)

の3種類の棒術を練習しながら探究しておくと
杖術や警棒術の身体動作を応用しやすいと思いますよ。

それと半棒は、刀に近い長さなので
1本持っておくと

半棒の練習にもなりますし
刀を振るイメージ練習にもなりますので
あると便利だと思います。

棒術はシンプルで練習しやすいので
御興味がおありの方は、
道場へ習いに行ってみたり
自主練習もありだと思いますよ。

赤樫 武術用 長尺棒 (6尺棒 1寸丸)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)