半棒術についてですが
半棒術の攻撃は棒術と同じで基本、
・突き
・打ち
の2種類です。
半棒術の防御も棒術と同じで基本、
・受け止める
・受け流す
・払いのける
の3種類です。
半棒術に関しましては流派は少ないですね。
一般的には、楊心流半棒術が有名ですね。
半棒術の長さの約90cmでいうと
内田流短杖術が近い長さのようですね。
他には今枝新流にも三尺の短杖があるようです。
琉球古武道の流派にも三尺棒がありますね。
半棒術の長さの約90cmの棒は、
刀の長さにも近く
棒術を扱う感覚と
刀の長さの物を扱う感覚と両方が養えますので
棒の扱いと刀の扱いの両方を修行される方には、
一本あると便利な武具だと思いますよ。
少し話が逸れましたが
半棒術の攻撃は人を傷つける技なので
半棒術の防御主体でお話ししようと思います。
半術での防御の基本は
・受け止める
・受け流す
・払いのける
の3種類で
●受け止める防御方法
・正面からの攻撃を棒を横にして前で受ける。
・側面からの攻撃を棒を縦にして受ける。
ですが
受け止める事が出来る範囲が
六尺の約180棒より半分の約90cmで狭いので
的確に受け止める必要がありますね。
それと受け付ける場合、棒が短いので
攻撃が指に当たらないように
気を付ける必要があると思います。
●受け流す防御方法
・正面からの突きを払いながら受け流す。
ですが
六尺棒や杖よりも遠心力が弱いので
敵が力強い突き技の場合
その場で受け流すより
払いながら受け流しつつ
体術で少し躱す必要があると思います。
●払いのける防御方法
・正面からの攻撃も側面からの攻撃も
半棒の遠心力と体術で払いのける。
半棒の長さや重さなどを踏まえると
片手でも両手でも防御する場合、
現実的な防御は払いのける防御だと思います。
六尺の棒術よりも杖術よりも
積極的に体術の動きが必要になってきますね。
逆に体術を学んでいる人や剣術を学んでいる人は
長い棒術や杖術よりも動きやすいかもしれませんね。